マダガスカル島の原生林で収穫される、とても貴重な野生の胡椒です。ブラックペッパーのような辛さはなく、微かに山椒を想わせる繊細な香りが特徴です。フルーティでウッディなアロマは、肉・魚・野菜の味を隠すことなく、料理の美味しさを引き立てます。
マダガスカルではヴィチペリフェリ ペッパー(Voatsiperifery
pepper)と呼ばれ、昔から貴重な漢方薬として使われていたそうです(Voatsiperifery:Voaはマダガスカル語で果物、tsiperiferyは植物の名前)。マダガスカルの照葉樹林帯にある10メートルから20メートルもの高さの木に生い茂るツルに実っています。 収穫するには、この巨木をよじ登り手摘みで行わなければならないので、とても危険な作業であり、大変な労力を伴います。 また本商品の生産には、収穫後に乾燥・選別作業を行うために、収穫量の10分の1しか商品として流通されません。ワイルドペッパーが脚光を浴びるようになったのは、2000年代初めの頃です。 他の胡椒にない独特な香りは、瞬く間にフランス料理の有名シェフがこぞって使うようになりました。
お肉料理、お魚料理、煮込み料理、卵料理、サラダやマリネはもちろん、ベリーやモモなどの果物、チョコレートともよく合います。
ホールでお使いいただけますが、ミルで挽いた時の香りは一段と華やかにお料理を引き立ててくれます。